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2023年に向けて

2022.12.30

今年も早いものであと一日になりました。

事務所では今年、自社設計の住宅2棟のほかに、工務店の物件の実施設計や施設の改修設計、
外構工事や家具工事など、おかげさまで忙しく、あっという間に一年が過ぎてゆきました。

ウッドショックやインフレで住宅価格は高騰し、工務店もとても苦しかったと思いますが、一番つらい思いをしたのはやはり住宅を建てるオーナーさんだったと思います。

住宅取得という一生に一度の決断をするだけでも大ごとなのに、あまりにも今までの相場から上がってしまいました。
色々な方面から新築の話を伺うと、プランが何度も変わったり、工務店に断られたり・・・
作る側にもプライドがありますから、日本中で多くの方が、壁にぶつかったと一年だったと思います。

北海道は今、ZEHやHEAT20といった断熱性の高い住宅に多くの会社が積極的に取り組んでおり、居住性も省エネルギー性も向上しています。
私が設計の仕事をはじめた13年前にはまだハイグレードだった200mm断熱、基礎断熱やトリプルガラスのサッシ、エコジョーズ等の潜熱回収型のボイラー、などなど、いまや6~7割が標準で採用する時代になりました。
勉強熱心な北海道の工務店、設計士、メーカーが切磋琢磨してレベルアップしてきたことは本当に素晴らしいことです。

ただ今年はコストの問題に直面し、高性能の仕様を提案できない歯がゆさもあったかと思います。

ウッドショックについては、輸入資材だけでなく国産材・道産材まで急騰してしまったのがとても残念で、各方面から憤りの声を聞きました。地産材に目を向けるチャンスを生かしてほしかったと、心の底から思います。

そんな中でも、いい人たちといい仕事が出来た一年。

写真は壮瞥の壮匠建設さんの作業場。
手刻みを得意とする彼らは、無垢材も自社で天然乾燥させて、外壁や下地など様々な部位に加工して使います。
流通に全てを任せてただ資材コストを上げるのではなく、創意工夫して最善の方法を考えています。

札幌近郊では作業場すらもたない工務店が多いのが現状ですから、こういった時代に流されない逞しさ、本当に心強いです。

余市の現場では福嶋さんに、古い蔵の軟石をポーチや縁側に再利用してもらいました。
単純なようで、解体・運搬・石の加工など、なかなか手間がかかります。
こういったところも地場工務店のチームワークの良さが光る場面です。

工事仕事もいくつか。
ガーデナーさん(ひろいと 伊藤寛子さん)とのお仕事では、蛇籠の擁壁づくりもしました。
なかなか迫力ある感じに仕上がりました。

塗装仕事は毎年、どこかしらやっている気がします。
写真は中澤君と、道産カラマツのフロアをステイン塗り。
手をかけると、やはり思いがこもります。

小樽ではお客さんと一緒にカーポートも作りました。
小屋づくりの経験を活かし、ツーバイを使ったDIYの骨組み作りも大分スムーズになりました。

大きな材料を使わず、人力で出来るよう設計するのがポイントです。
加工さえ間違えなければ、現場ではスケールを当てずに組み立てていくことが出来ます。


現場にはいつも知恵と活気があり、図面上にはないニュアンスがあります。
手を動かしていることで設計にフィードバックできるものもたくさんあります。



来年もまだまだ不安定な世の中になりそうですが・・・
たまには手も体も動かしながら、いい仕事が出来るよう精進していきたいと思います。

それでは皆さま、良いお年をお迎えください。

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