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余市のワイナリー、ドメーヌアツシスズキの建設現場。
工場内部は醸造作業の為、柱のない大空間が必要です。
また彼らの作るナチュラルワインは、ポンプを使わず重力差によってワインの移動行います。
フォークリフトでタンクを持ち上げるための高い天井も重要なポイントです。
積雪のある北海道でスパンを飛ばした構造にするには鉄骨構造が一般的ですが、
熱橋(冷えが鉄骨を伝わり室内が冷える)という問題があります。
ワイン醸造にとって最も大切な室内環境。急激な温度変化や結露を避けるため、今回は木造トラスを選択しました。
施工は地元余市の福嶋建築設備さん。
ご兄弟で建築と設備の両方をこなす、とても頼りになる工務店さんです。
木造トラスの小屋組みはこの現場の最大の見せ場です。
トラス1枚1枚はとても薄いため、慎重な作業が求められます。
つなぎ材が入って、はじめて余市の積雪に耐える強い屋根構面が出来上がります。
通りよく、正確に連続するトラス。ミリ単位の仕事です。
室内から見上げた様子。
無事組みあがり、皆さん一安心。
整然と並ぶトラスを見つめ、「天井貼って隠したくないな~」という声も漏れました。
この秋の葡萄収穫と醸造に向けて、皆さん引き続き安全作業でよろしくお願いいたします。
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